|レストラン ラドニス 立ち上げプロジェクト|
今年3月28日にオープンしたフレンチのお店、
「レストラン ラドニス」。
http://www.ladonis.tokyo
“厨房のピカソ”と称されるピエール・ガニェールの日本初進出店である
表参道「ピエール・ガニェール・ア・東京」で苦楽をともにされた
サービス人 坂井さんと、シェフ 入江さんのコンビが復活。
その立ち上げに伴うロゴやツール制作のお手伝いをさせていただきました。
このプロジェクトをご紹介してくれたのは、
弊社オフィスの運営・管理をされているスモールトーキョーの堀さん。
そして、オフィス1階のレストラン「PORTUS」の内装を手がけた
川原さんが、今回も「レストラン ラドニス」の内装を担当しました。
こういったプロジェクトでとにかく大切にしたいと思っていることは、
コンセプトやデザインを通してお手伝いさせていただきますが、
最終的にお店を経営・運営していくのは、僕らでない、ということ。
制作スタッフの自己満足のようなクリエイティブになってはダメですし、
坂井さんや入江さんの想いが込められていることが、何より大切だと考えています。
今回のプロジェクトにおいても、
まずは坂井さんと入江さんが思い描くお店の方向性やイメージを共有すること、
そして、それを言葉にするコンセプト開発の作業から取りかかりました。
オーナーである坂井さんの熱意、
2013年「レストラン・イリエ・ル・ジョワイユー」を
表参道で立ち上げた入江さんの経験、
そして、カジュアルで居心地の良いフレンチを提供したいという
おふたりの強いこだわりを踏まえて、
裏テーマとして設定したのは「オーベルジュ」です。
「オーベルジュ」とは、美食大国フランスらしいグルメ旅行を代表する施設。
その土地でその土地の食材を使った料理を楽しむために、
わざわざ郊外へと出かけ、ゆったり美食を楽しむ宿泊付きのレストランのこと。
「レストラン ラドニス」に宿泊はついてはいませんが、
外苑前から少し歩いた静かな隠れ家に出かけ、ゆったりとフレンチを楽しむ…
そんなレストランをイメージし、内装を担当する川原さんと情報共有しながら、
お店全体のイメージを形づくっていきました。
お店のロゴマークには、
店名であり「幸せを招く」という花言葉を持った「L’adonis(福寿草)」を
フランスの紋章のようにデザイン。この華のような柄が
内装やお皿などにも香るように、とアイキャッチにしました。
また、コンセプトには、
福寿草という店名の発案者である坂井さんの想い、
食をアートにするシェフと謳われる入江さんのこだわりを、
「ひとりひとりの幸せが、アートになる。」というメッセージに込めています。
オープン後にディナーを食べましたが、
これまで食べたフレンチの中でトップクラスの味わいでした。
ぜひ記念日やちょっと良い日に、
「レストラン ラドニス」に行ってみてください。
CL:レストラン ラドニス
企画制作:スモールトーキョー/ライトブランディング
CD:山本 正典(ライトブランディング)
C:鈴木 敏之(フリーランス・wrife)/山本 正典
AD・D:進藤 睦(フリーランス・wrife)
WEB:松下 侑意(ステアーズ)
P:小林 潤次(七彩工房)